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【水に関するお話】ミネラルウォーターの製造方法

ミネラルウォーターは、きれいで、おいしい水だという印象があります。スーパーやコンビニなどでも気軽に買うことができて便利です。毎日買っている人もいるのではないでしょうか。ミネラルウォーターはどのように作られているのでしょうか。その製造方法を詳しく調べてみました。

採水から水質分析

ミネラルウォーターがの製造方法を順を追って解説します。まず採水します。衛生状態がよい場所であることは必須条件で、山間にある川の源流、温泉地、井戸水などの地下水から採水します。採水する場所、地形、環境によって、水に含まれている成分やその量が異なります。そして、味や風味も異なるのです。

ミネラルウォーターを購入するときに、表示されている産地もやはり気になりますね。日本には有名なおいしい水の産地がいくつもあるので、選ぶ基準の一つとなるでしょう。

採水された水は、水質分析されます。製品にできるものなのか、含まれる成分や微生物などを細かくチェックします。日本においては、ミネラルウォーターとして販売できる水には厳しい基準があります。含まれてはいけない成分であったり、基準値が細かく決められています。それらの基準に合っている原水だけが、商品として加工されます。

ろ過や殺菌処理

ミネラルウォーターの製造には必要な処理があります。ろ過、沈殿、加熱殺菌です。水の安全のために、販売される水はこの3つを行わなければならないと農林水産省の品質表示ガイドラインに定められています。

ろ過の方法は、簡単に言うと網を使って、水の中に含まれている不純物を取り除きます。何段階かに分けて、繰り返しろ過を行うことが多いです。また、RO膜と呼ばれる、非常に細かいものも取り除くことができる膜を使ってろ過をする場合もあり、それを使った水のことをRO水と言います。不純物だけでなく、いやなにおいも取り除くことができます。

沈殿は、水に含まれる浮遊物を取り除くために行われます。最後に、加熱殺菌です。ここまでの過程において、微生物の量が基準値以下であれば、殺菌をする必要ないようです。しかし、ほとんどのケースでは殺菌処理が行われています。殺菌処理には温度と時間が定められており、85度で30分で行われています。ここまでで終われば、ナチュラルミネラルウォーターの完成です。

その他の処理

ナチュラルミネラルウォーターをさらに、別の方法で殺菌すると、名称がミネラルウォーターになります。具体的に言うと、オゾン殺菌と紫外線殺菌です。この殺菌で使われるオゾンや紫外線の量も厳しいルールが決められています。さらに、必要に応じて成分の調整を行います。

ミネラルウォーターを別のミネラルウォーターと混ぜ合わせることをブレンドを言います。また、自然本来のミネラルに加えて、新しくミネラルなどの成分を加えることもあります。ミネラルウォーターの味、におい、風味などを調えるために製造方法の最後にこのような処理がなされるのです。

水に空気を入れて、浄化するというものもあります。無色透明で、成分など中身がはっきりとわかりにくい水ですが、このようにさまざまな処理や工夫がなされているのです。この製造過程のことを考えると、今後は味わって水を飲むようにしたいと思います。あまり意識していなかったミネラルウォーターですが、飲み比べて味の違いを感じてみるのもおもしろそうです。

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